恒例の千早寄席を楽しみました
11月28日(日)に区民ひろば千早で、恒例の千早寄席が行われ、地域の皆さんが落語、講談、小唄を楽しみました。東町会長のあいさつに続いて、最初は三遊亭窓輝師匠の落語。洒落がうまいと評判をとる番頭さんが、洒落のわからない旦那とのやり取りに苦労する「庭蟹」。
おなじみ一龍齋貞心先生の講談は「出世浄瑠璃」。よそのお殿様に浄瑠璃を語って聞かせた二人が、思わぬことから猪退治をした、との話に発展。その手柄?で加増を受けた二人は忠勤に励み、ご家中屈指の家来となったという、おめでたいお話でした。
中入りを挟んで、後半はまず、錦乃まい師匠の小唄。「秋の七草」、「すすめの子」、「辰巳の左褄(ひだりづま)」、「与三郎」、「年の瀬や」の5曲を披露しました。それぞれにクイズがついていて、正解者には粗品が進呈されました。
トリは三遊亭圓窓師匠。マクラは最近亡くなられた、柳家小三治師匠との思い出話。切磋琢磨しあった若い頃の話、小三治師匠の達筆のエピソードなどは、本当に貴重で心に残るものでした。本題は「普段の袴」。若い方にもわかりやすいように、話に出てくる煙管について丁寧な説明をしてくださいました。