リサイクル施設を見学しました

2月28日(火)に千早二丁目町会の環境衛生部長・和田敏明さんが豊島区環境清掃部主催のリサイクル施設見学に参加しました。貴重な体験であると同時に、町会全体にとっても知っておくべき情報が含まれています。見学記は町会役員会のLINEに掲載されましたが、改めて皆さんにご紹介したいと思います。

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豊島区環境清掃部主催による、町会清掃担当者向けの施設見学に参加しました。豊島区内から募集予定25人をはるかにオーバーする40名の町会関係者が参加しました。2月28日(火)の午後1時過ぎ、区役所近くを出発。約50分でプラスチック処理施設の「トベ商事」(足立区入谷8丁目)に到着しました。トベ商事は創業が明治28年(1893年)という業界ではいわば老舗。空き瓶の回収から始めたそうです。特に障がい者の雇用比率が約25%と都内ではトップを誇るそうです。

40名の参加者は2組に分かれ、8作業所あるうちのプラスチック資源化施設、ガラス瓶洗浄・消毒施設、そしてペットボトル資源化施設と3つの現場を見て回ることができました。ビニール帽子を付け、さらにへルメットを被り、耳にイアホンをさして説明を聞きながらでした。

中でも私たちにとって身近なプラスチックゴミの分別処理の作業では、手作業で選別しているところが意外に多いという印象でした。驚いたのはインシュリン注射器が混ざっていて、時に作業中に刺さることもあり、肝炎に感染する危険も潜んでいるとか。また、リチウムイオン電池が混ざっていると、作業中に発火する事もあるそうです。私たちがきちんと分別をすることの重要性を実感しました。

この施設は、リサイクル事業の途中の段階で、分類や洗浄が主な仕事。このあとの作業、例えば砕かれたペツトボトルの破片から再びぺットボトルが作られる過程など。機会があればまた参加したいなと思いました。

以下、見学中に撮った写真です。

ビニール袋に様々なプラスチックが混在

手で選別されます

これも手で選別されたもの

インシュリン注射器や電子タバコ、リチウムイオン電池も混在。注射針が刺さると2年間は感染していないか経過を見る

リチウムイオンがプラ製品の中に。処理ミスで清掃車が火事になったことも

ある区からのペットボトル。ラベルをはがしていないもの多数

細かく砕かれたペットボトル

粉砕されたペットボトル1袋は450キロ。で水に浮くか浮かないでさらに分類される